携帯電話・移動体通信

2014年2月15日 (土)

京セラの「ドコモ向けスマホ」販売記事に関して思うこと

 何かで偶然目にしたのですが、エスマックスに正しくない記事が掲載されていました。
 正確には、事実誤認というか、認識不足というか、そんな感じですが。

# 後日、ダイワボウ情報システムがSIMロックフリーで販売するという記事が各所で出ていますので、その部分に関してではありません。念のため。


 こちらの記事を見ますと、本文は「NTTドコモから初めて京セラの製品が販売されることがわかったと朝日新聞が報じています。」との記載から始まっています。

 ところが、です。
 その下に朝日新聞DIGITALのスクリーンショットには、「京セラ製のスマートフォンが、初めてNTTドコモから販売されることが20日、分かった。」とあります。

Photo_2

 そうです。「京セラの製品」と「京セラ製スマートフォン」では全く意味合いが違ってしまうのです。(この件に関しては)朝日新聞はそこをきちんと報道しているのに、エスマックスの記事では意味が変わってしまっています。

 このブログをお読みいただいている方のうち、一部の方(多くの方?)はご存じだと思いますが、過去に京セラはKY541、KY101、データスコープといった携帯電話機をNTTドコモ向けに供給してきました。ですから、「京セラの製品」であれば初めてではないのです。 

 これだけであればたまたま言葉を間違えてしまっただけかとも解釈できるのですが、記事本文中の「京セラは(中略)こういったライバル関係もだいぶ解消されてきた感もあります。」という記述を見る限り、過去に供給していた実績というものを忘れ去っているように見えてしまいます。以前に京セラ製品をNTTドコモに供給していた頃も、DDI-セルラーグループは京セラが筆頭株主であるDDI(当時)の子会社(京セラ→DDI→DDI-セルラー電話各社)であり、NTTドコモのライバルであったことには違いがありませんし。
 あくまでも「メディア」を名乗るのであれば、より正確な記述をお願いしたいところです。

# 重箱の隅をつつきたいわけではないので、数カ所ある誤字脱字については触れません。






 閑話休題。
 以下は、京セラがKDDI以外の国内キャリアに製品を供給する/しないということについての私見です。

 京セラはあくまでもライバル関係うんぬんではなく、ビジネスの観点で見ていると考えています。京セラとしてはどうするのが利益になるのか、です。

 過去、KY541やKY101といった端末をNTTドコモ向けに供給していた頃は、DDI-セルラーグループやIDOのサービス開始時期やエリア展開速度の問題もあって数が売れないため、ある程度台数の見込めるNTTドコモ向けに供給していたと思われます。
 また、データスコープはDDIポケット(現ウィルコム)向けPHSの携帯電話版ですが、当時DDI-セルラーまたはIDO(もしくはその双方)が販売を拒否したか、契約条件が折り合うのがNTTドコモだけだったのでNTTドコモ向けに供給したのでしょう。法人やモバイルデータ通信に強かったのはNTTドコモですし。
 余談になりますが、DDI/KDDと合併したIDOの母体企業で、合併後のKDDIでは大株主である(かつ、J-PHONEにも出資していた)企業にトヨタ自動車があります。そのトヨタ自動車系の部品メーカーであるデンソーも、NTTドコモ向けに端末を供給したことがありますし、J-PHONE各社やデジタルツーカー各社向けにも供給していました。

 京セラが最近KDDIおよびウィルコム以外の国内キャリア向けに端末供給を開始した(or 開始すると言われている)のは、ライバル関係うんぬんではなく、ビジネスの構造転換による部分が大きいと考えています。
 過去の国内携帯電話市場は、キャリアがメーカーを保護し、メーカーもキャリアの言うとおりに作ってさえいれば一定の収益が得られるという構造になっていました。
 だからこそ以前は、
 ・東芝(携帯電話部門を富士通に売却)
 ・三洋電機(携帯電話部門を京セラに売却)
 ・ケンウッド、パイオニア、デンソー、日本無線、三菱電機(いずれも携帯電話事業から撤退)
 ・日立、カシオ(両社とも単独運営をあきらめ、NEC主導の合弁に切替。昨年末NECに全株譲渡)
 など、多数のメーカーがひしめきあっていました。
 今よりも市場規模が小さいのにもかかわらず、です。

 近年は、iPhoneやAndroid上陸後の市場の変化や、MNP開始による携帯電話キャリア間の顧客争奪戦激化などの影響で、キャリアには国内メーカーを保護する余裕がなくなりました。そのため、国内メーカー各社は撤退するか、買収・販路開拓などで規模の拡大を目指すか、成熟化して大きな変化のない従来型携帯電話機(いわゆる「ガラケー」)に特化するか、を選ばなくてはならなくなったのです。
 現在、国内の携帯電話メーカーだと、京セラ、パナソニック、富士通、ソニー、シャープ、NECカシオくらいしか残っていません。しかも、パナソニックとNECカシオはスマホからは撤退という有様です。

 京セラは、国内はKDDI(au)とソフトバンクモバイル向けだけでも生きていけるかもしれません。しかし、NTTドコモにも供給を再開できるのであればしたい、というのが本音のはずです。
 確かにNTTドコモは、出資しているKDDIの競争相手です。当時のDDI-セルラーやIDOが打倒NTTドコモ・反PDCの旗印を鮮明にしてcdmaOneを開始した頃は、NTTドコモと決別する強い意志があったでしょう。だからこそ、cdmaOne開始前年に発売されたデータスコープ for DoCoMoがNTTドコモ向けの最後の京セラ端末になったはずです。

 しかしながら、国内市場は大きく変わりました。また、NTTドコモはKDDIの競争相手であると同時に、京セラの大きな販売先ともなり得るだけの顧客基盤を持っています。
 競争相手がほぼ国内メーカーだけであった時代は終わり、AppleやHTCなどの海外メーカーが京セラの強力な競争相手となりました。国内のライバルメーカーも、スマホから撤退したり、携帯電話事業そのものから撤退する企業も続出している状況ですし、「KDDIの競争相手だから売らない」と言っている状況ではないはずです。2012年度は、MM総研の調査では京セラは出荷台数・シェアともに落としていますし。
 ソフトバンクモバイルは主力がiPhoneとなり、出資先のKDDIも主力がiPhoneにシフトしていますので、国内市場で台数を伸ばすためにはさらに別キャリアで売る他ありません。NTTドコモで販売できれば台数もシェアも伸ばせる他、あわよくば順位をあげられる可能性があるわけです。

 あとひとつ書き忘れていたのですが、NTTドコモにしても、ソフトバンクモバイル(実際は買収前のボーダフォン日本法人およびJ-PHONE)にしても、京セラが買収した三洋電機の携帯電話機部門が製品を供給していたキャリアの一つでもあります。(当時、携わっていた人が京セラもしくは両キャリアに残っているかはわかりませんが)

 事業を取りまく状況を考慮せずに、ライバル関係が薄れてきたと言って片付けてしまうのは、ちょっと乱暴なのではないかなあ、と思っています。

# 文字数の都合や執筆に使える時間などもあると思いますし、考え方の違いもあると思います。ですので、こういったことを書いてほしいとは言いません。あくまでも、一個人としてはこのような解釈・判断をしているとお考えください。(なので「閑話休題」として、不正確な部分と、私が考えている部分とはわけました)

2014年2月 9日 (日)

KDDIと似て非なる、沖縄セルラーの株主優待

# 1/30にツイッターでちらっとつぶやいた件の詳細版です。

 今年1月28日に、沖縄セルラー電話が株主優待導入を発表しました。
 内容としては、昨年10月にKDDIが株主優待導入を発表した時のものと同じように見えますが……

Kddi_oct_yuutai

 よく見ると、KDDIの発表したもの(右側)には、

沖縄県下 au 取扱店は対象外です。

 
文言があります。
 しかしながら、沖縄セルラー電話の発表したものには、沖縄県下au取扱店以外は対象外という趣旨の文言はありません。

 そこで、記載漏れの可能性もあると見て沖縄セルラー電話のIR担当者に確認したところ、「沖縄県のみならず、全国のau取扱店でご利用いただけます」との力強いご回答をいただきました。
 KDDIは沖縄県下au取扱店を対象外にしているのにもかかわらず、です。

 これは非常に素晴らしいです。
 沖縄セルラー電話にはぜひがんばっていただきたいと思う今日この頃でした。

# KDDIも沖縄県下au取扱店は対象外という文言を削除する可能性はありますが、今のところ変更されていません。

2014年1月26日 (日)

ソフトバンクモバイルの新料金プランがひどすぎる

 ソフトバンクモバイル(以下「SBM」)が、先日新しい料金プランを発表しましたが、これがまた実にひどすぎます。
(「通話定額プランの先陣はソフトバンクが切って落としました」など事実誤認もはなはだしい提灯記事もひどいですが(苦笑))

 SBMは「VoLTE時代の革新的な新定額サービス」をうたっていますが、ちっとも革新的ではありません。移動体通信と広い範囲で見れば、PHS事業者のウィルコムが2010年12月に「だれとでも定額」を開始していますし、携帯電話事業者に限定してもイー・モバイル(以下「EM」)が2011年4月27日より「だれとでも定額 for EM」(旧「通話定額オプション」)の提供を開始しています。(同オプション開始前の通話定額キャンペーンを含めれば2011年1月から)

 つまり、SBMが「革新的」とうたう料金プランは、他社には3年以上前から存在する割引サービスであり、内容をよく読むとそれらを大幅に劣化させたプランでしかないのです。これのどこが「革新的」なのでしょうか。
(収入を増やしたいSBM側から見れば、多く払ってくれるお客が見込める新プランは「革新的」なのかもしれませんが……)

 以下では、LTEサービスを提供する携帯電話事業者同士ということで、SBMとEMを比較してみます。
 比較対象はSBM新プラン(主にSパック)とEM LTE電話プラン(+だれとでも定額 for EM)とし、料金についてはEMが現時点で税込表示のため、税別料金を算出して試算しています。SBMが4月からの提供のため、消費税は8%で統一しました。


<申込できるタイミング>
SBM新プラン:対象機種購入時のみ
EM LTE電話プラン:いつでも

→EM LTE電話プランでは通話定額がオプションのため、途中で追加/廃止が自由にできます。月単位ではありますが、つけてみたけれど通話が少ないから外す、あるいは通話が多くなりそうだから来月から追加するということも自由なのです。割引サービスなのですから、本来こうあるべきですよね。


<最低限かかる料金(ユニバーサルサービス料を除く)>

SBM新プラン:
 5980円(Sパック) + 専用基本料980円 + S!ベーシックパック300円 + 消費税 = 7840円
EM LTE電話プラン:
 3696円(LTE電話プラン(にねん))+データ 定額5) + だれとでも定額 for EM 1334円 + 消費税 = 5432円

→EMはSBMと条件を合わせるために端末をバリュースタイル加入で購入し、LTEスマホ割を適用する前提となっています。通常料金で試算する場合は934円(税別) を加算する必要があります。
 また、SBMの場合は最低限の料金だと、データ通信料は青天井になることにご注意ください。(後述しますが、青天井にしないためには別途300円(税別)がかかります)

 ……しかしこの時点で2000円以上違うというのが恐ろしいです。


<最低限の料金で話せる時間・回数>

SBM新プラン:1回3分以内、50回まで(Sパックの場合)
EM LTE電話プラン:1回10分以内、300回まで

→Sパックは実用的ではないですが、「最低限」の料金で比較するとこうなってしまいます。
 もっとも、Mパック/Lパックの「1回5分以内、1000回まで」というのも微妙ですし、毎月の最低料金がSパックより1000円以上高くなることを考えると……。


<無料で話せる分を超えた場合の通話料>
SBM新プラン:30円(税別)/30秒
EM LTE電話プラン:18円(税別)/30秒

→SBM新プランの通話料はEMより高いだけでなく、現在SBMの主力料金プランであるホワイトプランの1.5倍に設定されています。
 仮にSパックで10分通話した場合、
 SBM新プラン:3分以内無料なので7分*30円*2=420円(税別)
 SBMホワイトプラン:10分*20円*2=400円(税別)
 となり、通話定額ではないプランより高くなってしまうため、できるだけ確実に短時間で通話を終わらせられる人でなければとても使えたものではありません。
 5分以内無料のMパック/Lパックなら15分でホワイトプランと同額、15分を超えるとホワイトプランで通話した場合より高くなります。


<同一事業者内通話(SBM←→SBM、EM←→EM)>
SBM新プラン:他事業者への通話と同じ扱い
EM LTE電話プラン:24時間無料

→現在SBMの主力料金プランであるホワイトプランではSBM同士なら1-21時の間いつでも無料ですが、新プランでは他社にかけるのと同じ扱いのため、3分または5分の制限を超えると通話料が発生します。しかも30円(税別)/30秒とかなり高額です。(同一家族割引グループ内だけは無料)
 あれだけ「ソフトバンク同士なら無料」と宣伝してきてこれでは、誤解する利用者も多いのでは?
 また、昨年の株主総会で「やりましょう」と演出し、鳴り物入りで始めた「ウィルコム/イー・モバイル通話定額」も"「ホワイトプラン」または「標準プラン」のいずれか"が申し込める条件となっているほか、SBM新プランのリリースには記載がないため、申し込めないものと思われます。
(苦情多発で追加するかもしれませんが)


<同一事業者内SMS(SBM←→SBM、EM←→EM)>
SBM新プラン:他事業者と同じ扱い
EM LTE電話プラン:無料

→現在SBMの主力料金プラン(というか実質的にそれ以外は販売していない)であるホワイトプランではSBM同士なら24時間いつでも無料ですが、SBM新プランでは100%有料になります。(同一家族割引グループ内だけは無料ですが、それは他社やSBMの他プランでも同様です)


<一カ月間に利用できるデータ量>
SBM新プラン:2GB/月
EM LTE電話プラン:5GB/月

→ これがひどいです。単純にSBMのほうが使える量が少ないというだけではなく、SBMの場合は2GBを超えた場合、100MBあたり250円(税別)がかかるという青天井なのです。EMの場合は5GBを超えても通信速度が128kbpsに落ちるだけで料金は変わりません。
 なお、SBMでも同様に速度制限で料金が変わらないようにすることもできますが、別途月額300円(税別)のオプションを契約する必要があります。


 しかし、見れば見るほどひどいプランです。
 総合すると、SBM新プランがぴったりな人は、

・どうしてもSBMのスマホを利用したい
・(家族割引を組んでいる相手を除き)通話相手はSBMやEM、ウィルコムではないことが多い
・(家族割引を組んでいる相手を除き)ソフトバンク携帯にSMSを送ることがほとんどない
・1回の通話時間が3分(または5分)以内で収まるが、電話をかける回数が多い

 人だけなわけですね。

 4月から開始ということで、おそらくSBMはこのプランを強力に拡販しようとしてくるはずです。
 SBMの収入が増えることを期待して、代理店への手数料も既存プランより高くなるでしょうから、このプランでないと販売しないという代理店も出てくることも予想されます。
 このプランが合う人は非常に限られるはずなので、契約の際は十分にご注意ください。

<2014/2/16追記>
 先日、「通話定額オプション」が「だれとでも定額 for EM」に変更されたので修正しました。

 それと、SBMがこのような偽パックプランを発表する一方で、EMは2/27よりEMOBILE 4G-S(EMがSBMのMVNOとして提供するサービス)向けに、「だれとでも定額 for EM-S」を開始すると発表しています。こちらは対SBMはホワイトプラン同様で、対他社は前述の「だれとでも定額 for EM」同様に10分まで無料(超過分は20円/30秒(税抜)、これもホワイトプラン同様)など使い勝手のよい内容となっています。
 同一グループ会社・同一ネットワーク上のサービスにもかかわらず、EMが提供するサービスが2/27開始で、SBMが提供するサービスが4月からというのは、SBMで「やりましょう」詐欺をやるために、すぐ開始せず4月にしたのではないかなあ、という疑いも出てきます。

# ゴールドプランでも批判されて値下げ、という前歴がありましたっけ。

2013年11月19日 (火)

My Softbankのこれは、他社にも見習ってほしい

 「My docomo」、「auお客様サポート」、「My softbank」、「My EMOBILE」、「My WILLCOM」と、各社それぞれ契約者向けのWebサービスを用意しています。

 携帯/PHSのメールアドレス変更や迷惑メール対策がPCからできたりできなかったり等、多少の違いはあれど、基本的には契約に関する変更と料金照会ができるサービスになっています。
 しかしながら、ソフトバンクモバイルの「My Softbank」には、珍しく他社にもぜひ見習ってほしいと思うところがありました。

 それが、PCからログインして最初のページに表示される「お客様フォルダ」です。

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 「ソフトバンクからの大事なお渡し資料、カタログの確認」とあるのに、新規契約時の書類もカタログも見られない……という話はさておいて。

 先日、スマホ専用SIMからガラケー専用SIMへの変更をしたのですが、後日My Softbankにログインしたところ、上のような項目が追加されており、手続き時の書類をダウンロードして確認できるようになっていました。

Mysb_shorui_2

 クリックしてダウンロードできるファイルは、こんな感じです。
 上のほうだけ見えるようにしましたが、実際はきちんと署名欄まであるA4サイズのもので、店頭で渡された控えと全く同じでした。

Mysb_shorui_3

 ドコモも、ドコモショップ店頭ではスキャンして記録していますし、他社も即日ではないにしても後日確認するようにはできるはずなので、ぜひ真似していただきたいと思う今日この頃でした。

 これ、できれば数年は閲覧できるようにしていただけると、忘れた場合でも、以前にどのような手続きをしたかが自分で確認できて非常に便利なのですが。ソフトバンクモバイルも、「ダウンロードを可能にした」ことに甘んじず、利便性で勝負していただきたいです。まだまだダウンドーロ出来る書類の数などが足りないと思いますし。

 もちろん、他社もSBMを抜くくらいの勢いでやってほしいですね。顧客の権利を守ることにつながるので、嫌がる会社や、始めたけれどやめる会社も出てきたりしそうですが……。

2013年11月16日 (土)

ソフトバンクの「チェックインゲット」は、ドコモの「ショッぷらっと」に圧倒的に劣る

 表題のとおりです(笑)
 と書いても、何のことだかわからない方もいらっしゃると思うので、具体的に述べていきます。

 どちらもショップへの来店を促すためのツールではあるのですが、内容がまるっきり異なります。
 ソフトバンクモバイル(SBM)の「チェックインゲット」は、ドコモの「ショッぷらっと」より半年近く遅れて開始したにもかかわらず、ショッぷらっとを大幅に劣化させたものなのではないかと思えるくらいの違いがあるのです。


1)コンセプト

 ドコモの「ショッぷらっと」は、ショップに来店するとポイントや店舗のクーポンをもらえるというもので、ソフトバンクモバイル(SBM)の「チェックインゲット」は「来店してミッションを達成」すると何かがもらえるというものです。
 確かに金額ベースに換算すると、一度でもらえる額が大きいのはチェックインゲットなのですが、実際に登録して某ソフトバンクショップでチェックインして中身を見たところ、ショップとは無関係のサイトへの会員登録やらアプリダウンロードやらで、いわゆるアフィリエイトサイトによくあるものでした。わざわざ店に行ってやるようなものではないし、二回目以降の来店には全く意味がなくなるわけです。
 それどころか、アフィリエイトサイトを利用しており、既に登録済みのコンテンツだったりすると、意味が無いどころか無駄足です。

 店舗で買い物や手続きをするともらえるというわけでもなく、買い物がお得にできるわけでもなく、ただのアフィリエイトに誘導するだけって一体……。
 セブンイレブンで品物を提供する形式にすれば、自社グループのサービスであるソフトバンクギフトを利用させられるので、チェックインゲットとあわせて二重にカネが取れる、と考えたのかもしれませんが、それにしても安易すぎますね。


2)参加店舗

 チェックインゲットは今年8月にサービスを開始し、「今後、順次利用可能な店舗を拡充していきます」とアナウンスしているのに、現時点でもソフトバンクショップのみです。ソフトバンクショップ以外の店舗は、参加予定すら出てきません。
 一方、ショッぷらっとは今年2月のトライアルサービス開始時点で、ドコモショップ以外の参加予定企業・店舗が公表されていましたし、9月の正式サービス開始以降も参加店舗が増えています。2013年9月18日のITProの記事によると、「加盟店は約800店舗」とか。

 確かに、繰り返し来店してほしい一般の店舗の立場からすると、「刈り取ったらおしまい」の焼畑農業的で、本業に直結しないチェックインゲットよりも、確実に「タネをまいて来店を促せる」ショッぷらっとを選ぶであろうことは想定できます。
 しかし、チェックインゲットはサービス開始から3ヶ月以上経過しているにもかかわらず、ソフトバンクショップ以外の店舗が0店舗のままというのは……。


3)会員管理

 試しにチェックインゲットを利用してみたところ、上記のようなサービスだったので、「利用する意味がない」と判断しました。
 そこで登録を解除しようとしたのですが、どこにもそのような表示がありません。
 仕方なくソフトバンク ファンサイト内のリンクから問い合わせたところ、

>誠に恐れ入りますが、登録情報の削除を行うことはできません。
>
>本件につきましては、FANサイトのメールマガジンの配信停止手続きを行っていただければと存じます。

 との回答が得られました。
 登録の解除ができないのはひどいと思いつつメールマガジンを停止し、後日、登録情報の変更・停止から登録情報を確認しようとしたところ、今度はログインができません。
 設定したパスワードを忘れたのかと思い、パスワードを忘れてしまった方・未設定の方 の欄にメールアドレスを入力して[送信する]ボタンを押したところ、自動送信メールで

> [ソフトバンクファンサイト]メールアドレス未登録のお知らせ
>
> ソフトバンクファンサイトです。
> お客さまが入力されましたメールアドレスでのご登録が確認できません。

> お手数をおかけいたしますが、新規登録をいただくか、各ページ下部の「お問い合わせ」よりお問合せくださいませ。

 と……。
 デタラメにもほどがありますね。
 「削除できません」と回答したSBMの回答とも矛盾しますし、そもそも、私は言われたとおりに「メールマガジンを停止」したはずなのに「登録が確認できません」とは。
 SBMのシステムには、何か根本的な問題があるのだと確信します。
(問題があるのが情報システムなのか、スタッフ教育なのか、あるいは様々な事柄にまたがっているのかはわかりませんが)

 ちなみに、ショッぷらっとはアプリ内に「退会する」ボタンがあり、それを押すことで退会が可能です

2013年11月 8日 (金)

最近のソフトバンクのCMは、嘘・大げさ・紛らわしい が目に余る

 「他のブログで読み飽きた」方もいらっしゃるかも知れませんが、どうしても書きたいのであえて書きます。CMはある程度誇張されるとはいえ、さすがに目に余るものがありまして。

1) 「スマホの時代が来るのをどこよりも早く予見し ~ プライドを持って売り場に立ちましょう」

 一見、真面目そうなこのCM。 
 でも、最初からいきなり大嘘をついています。

 「スマホの時代が来るのをどこよりも早く予見し、日本に定着させたのは、私たちでしょ?」

 違います。
 ソフトバンクでも、ソフトバンクモバイルでもありません。

 日本で、スマホの時代が来ることをどこよりも早く予見していたのは、ソフトバンクモバイルでも、買収前のボーダフォンでもなく、ウィルコム(旧DDIポケット)です。

 ウィルコムが会社更生法適用で倒産し、ソフトバンクの傘下に入ったとはいえ、ウィルコムの功績がソフトバンクモバイルの功績に変化するわけではありません。

 確かに、W-ZERO3シリーズに代表されるウィルコムのスマホは、多くの人の手に渡ったとは言えません。
 しかしながら、

・PHSであり、携帯電話とは異なると考えられていた
・当時のスマホは機能も性能も今とは比べ物にならない
・大きさ、重さなどがそこそこあった
・当時の電話機としては高値であった

 ことを考慮すると,かなり売れていたと考えられます。
 また、当時は売り場の一定面積をおさえていたほか、世間のスマホに対する認知度を上げさせ、マスユーザーに普及するための地ならしをしたという功績は十分にありました。

 ソフトバンクグループのITmediaが、2008年5月30日(ソフトバンクモバイルがアイフォーンを導入した年です)付の記事で「スマートフォン市場を切り開いてきたウィルコム」と明記していた こともまた、それを裏付ける材料の一つです。


Itmedia20080530

 ITmedia以外にも、インプレスのケータイWatch日経のITproなどさまざまなメディアで同様のことが書かれていることも忘れてはいけません。

 ウィルコムが地ならしをしたところに、iPod人気もあって売れると判断したアイフォーンを投入したのは確かにソフトバンクモバイルです。その経営判断は評価されてもよいところでしょう。
 ですが、アイフォーン導入を決断・実行したことと、「スマホの時代が来ることをどこよりも早く予見し」たのは全く別です。

 他社の功績を、自社の功績であるかのように偽装するのは最低です。ウソをついているだけでなく、功績を盗んでいるわけですから。
 「プライドを持って」というのであれば、ソフトバンクモバイルはこのような虚偽CMは即座に捨てるべきでしょう。
 これとは別の、某ドラマ人気に乗じたCM調に言えば、

 「勘違いするなよ。いいか、どこよりも早く予見していたのはソフトバンクじゃない。ウィルコムだ」

 となるでしょうか。


2) 「第三者機関の調査でNo.1」としつこく偽りの宣伝をしている「スマホ接続率」

 これは以前からあちこちで書かれていますね。
 接続率の数字が操作されているものではなく、信頼出来るものなのかについては、本ブログでは言及を避けます。そこは検証できるものではありませんし、自社で調べた数字を公表する企業もありますので。

 しかしながら、ソフトバンクモバイルは、ソフトバンクグループのAgoopが調査した結果を「第三者機関の調査」として喧伝しているわけです。私はここが一番の問題であると考えています。

 確かに、世間には出資をしているだけで、人的には一切関係のない企業もあります。
 ところが、Agoopに関しては明らかに異なります。
 ソフトバンクモバイル株式会社 モバイルソリューション本部情報企画統括部の柴山和久氏が、Agoopの代表取締役社長 なのです。

 また、ImpressのクラウドWatchの記事では、以下のような発言もあります。

>――Agoopという会社について、簡単にご紹介いただけますか。
> 
>柴山氏         
> 会社の設立は2009年ですが、それ以前からソフトバンクモバイルにおいて携帯電話の電波状況を監視したり、トラフィックの分析を行ったりしてきました

 もともと同じ会社で、もともと同一社内で行っていた業務で、分社したとはいえ現在もソフトバンクグループで、責任者が同一人物……到底「第三者」であるとは言えませんね。第三者どころか、「法人格が別になっただけで、実質的には同一企業で行っている」と言っても過言ではありません。

Agoopabout

 2年前の講演会の情報を見ても、当時この方がAgoopの取締役で、「ソフトバンクモバイル株式会社 モバイルソリューション本部 エリア企画部・エリアソリューション企画部 部長」であったことがわかります。

Agoopandsbm

 資本関係だけでなく、「調査する側」と、「調査される側」の責任者が同じな上に、もともと同一企業でなおかつ現在も同一企業グループであるのに、「第三者」などと誰が見てもわかる嘘をつくことができる企業は、他に見たことがありません。
 カタログやWebサイトに飽きたらず、公共の電波を使って「第三者機関」というウソを垂れ流して、恥ずかしくないのでしょうか?
 まともな企業であれば、「グループ会社調べ」とか「自社調べ」など、第三者が調査した結果ではないことを断った上で表示しているのですが……。

 また、人的にソフトバンクモバイルとAgoopがつながっていることで、別の疑惑も浮上してきます。
 それはつまり、調査方法が公正なものであるのか、という点です。

 ソフトバンクモバイルが調査に関与している以上、ソフトバンクモバイルのネットワークおよび端末で最もいい数字が出るように最適化されているのではないかと考えています。
 ソフトバンクモバイルにとって最も有利になるように最適化されていれば、他社よりよい数字が出やすくなるので、数字を操作をしていないとしても、結果として「公正ではない」値になっている可能性があるのです。
 仮に意図的に行ったのではないとしても、です。

 ソフトバンクはウソの垂れ流しをやめて、きちんと反省していただきたいと思う今日この頃でした。

<追記>
2015/2/12 Agoopがソフトバンクモバイルから分社した旨の記事についての記載を追記いたしました。

2013年11月 5日 (火)

宗教と見まごう、ソフトバンクの株主総会

 というわけで、twitterではつぶやいたものの、ブログには書いていなかったので。
 今回は去る6月21日に行われた、ソフトバンクの株主総会について書いていきます。

 個人的に、通信以外にもいくつかの業種の株主総会に参加したり、中継で見たりしてきましたが、ソフトバンクの株主総会はかなり異質なものでした。
 いわゆる、新興宗教の教祖が演説するために人が集められているような、そんな感じが強かったのです。

 会社側の説明は、それこそ会社側が決めるべきことなのでよいとして……
 私が一番異質に感じたのは、株主質問のあたりです。

1) 質問のために指された人は、孫氏の目の前のBブロックに集中
2) 会社側や孫氏にとって都合の悪い内容の質問は一切なく、応援するような内容ばかり
3) 質問者の多数が「ご指名ありがとうございます」などとお礼を言う
4) 異常に孫氏の発言に対して拍手が多い

 という異様な状況だったのです。
 それぞれについて、「なぜ異様に感じたのか」を書いていきましょう。

 まず1)について。
 株主総会の会場は東京国際フォーラムという場所で、それなりの広さがあります。
 会場内も10程度のブロックにわけられ、挙手も多くあったにも関わらず、指された人の大半が演壇目の前のBブロックに集中していたのです。何人も挙手していたが、一人も当てられないブロックもありました。演壇に向かって左側に至っては、演壇斜め前のAブロックで少し質問を受け付けたものの、それより後方の座席は誰一人選ばれませんでしたし。

 推測の範囲を出るものではありませんが、「顔を見て、あらかじめ決められていた人を選んだのではないか」という疑いが出てきます。

 次に2)について。
 いくつも株主総会を見ている方にはよくおわかりかと思いますが、会社が大きくなればなるほど、有名になればなるほど、会社のやり方に対して疑問をぶつけたり、会社のサービス等に対する苦情が株主総会に持ち込まれたりすることが多々あります。「ここでそれを話すべきではないだろう」という質問も珍しくなくなってきます。

 ところが、ソフトバンクの総会では、ソフトバンクグループや孫氏に対して都合の悪い質問は一切出ませんでした。この規模の企業で、都合の悪い質問が一つも出ないというのは非常に不思議であり、また非常に不気味です。

 「やりましょう」と言わせるための仕込まれた質問かと思われるものもありましたが、一般の人が言う可能性もゼロではないので、そこに関しては個人的にも判断は保留します。
(twitterでもやらせ疑惑がありましたが)

 次に3)について。
 確かに一般的な企業でも指名に対してお礼を言う人はいますので、その行為自体は否定するものではありません。
 ですが、ソフトバンクの株主総会では多数の人がお礼を述べており、明らかに異質な感じを受けました。

 4)についても同様に、一般の株主総会の何倍も拍手があり、宗教色の強さをひしひしと感じました。

 実際に、質問者をあらかじめ決めていたのかどうかはわかりません。証拠もありませんし。
 しかしながら、これらを総合的に考えると、会社による「やらせ」や「仕込み」など、何らかの意図が加えられている疑いが濃厚です。
 また、「質問者として指名を受けた人の座席が偏っていた」ことや、株主総会としては「非常に異質」で、質問者が「孫氏の信奉者ばかりであったように見える」ことは確かであり、私には「上場企業」の株主総会とは思えない雰囲気であると感じられたことも事実です。

 非上場企業ではなく、曲がりなりにも上場企業なのですから、インチキ臭いと思われる行為を一掃し、公正・公平な総会を見せていただければと思う今日この頃でした。

2013年10月27日 (日)

ソフトバンクグループがコミケで謎の監視活動……と思いきや。

 コミックマーケットに、携帯電話各社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス)+UQコミュニケーションズが移動基地局車を出しているのはよく知られている事実です。
 毎年コミケの前後に、各種報道、ブログ記事などでもよく見かけます。

 特に、今年から展開されているKDDIの痛基地局車については、よくネタにされましたね。
 ……まあ、これがネタにならなかったらコミケじゃないですが(苦笑)

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 今回はこれではなく、普通の人があまり気にしなそうなポイントに注目したネタです。

 ※しな「そうな」なので、他で見た等のツッコミはご遠慮ください


 タイトルの話題はあとに回すとして。
 UQを除いて複数台出していましたが、気になったものだけ取り上げます。

 イー・アクセス(イー・モバイル)は、東側にいたのがHUAWEI製機器を搭載した1号車、
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 西側にいたのがERICSSON製機器を搭載した2号車でした。
Em_er_2

 ベンダー名をペイントしてあるのってイー・アクセスだけなのですが、これって何故なのでしょうね。宣伝費分割り引いてもらってるのか、それとも別の理由なのか……。


 KDDIの、東駐車場中程にいたのがコレ。

 無理やり足場用の鉄パイプでアングル組んで、無線エントランスのアンテナをつけたように見えます。

Kddi_east_2



 NTTドコモの、西側にいた車両。
 車自体は代わり映えしないのですが……
Docomo_west_2

 真ん中あたりに、「現用」と書かれたドコモエンジニアリングの紙テープがベタベタ貼ってありました。
Docomo_eng_2

 現用回線だから抜くなという注意喚起ですね。過去に誤って抜去する事故でもあったのでしょうかね?
 移動基地局車では起きにくい気がするので、一律にやるルールなのかも知れませんが。


 ソフトバンクモバイル(以下「SBM」)の臨時Wi-Fiスポット。

Sb_wifi_2

 屋外なのに、防水機器でもなさそうなのですが……。
 雨が降りそうになったらポリ袋でもかぶせる予定だったのかも知れません。

 ちなみに、すぐそばにコミックマーケット準備会が設置したと思われるカメラ(左側)は、ポリ袋をかけて降雨に備えてありました。
Camera_and_wifi_2


 で、いよいよタイトルの話です。
 ソフトバンクグループ(SBM、イー・アクセス)の2社が東駐車場周辺に展開していた移動基地局車は、いずれもカメラのようなものが搭載されていました。
 いずれも、三脚の下部にダンボールを挟んで車両に傷がつかないようにしてあったり、養生テープで仮固定されており、臨時に設置されているのがよくわかるものでした。

 SBMのうち1台。他の2台にも同種のものが設置
Sbm_mp_1_3

 イー・アクセス
Em_east_2

 SBMで東展示棟駐車場に設置されていたものと、イー・アクセスの車両については、カメラのようなものは車両と同じ方向を向いてほぼ水平だったのですが、道路を挟んで隣の有明東臨時駐車場に設置されていたものは、車両と違う方向を向いていました。会場と反対の方向で、若干仰角がかかっています。
 何を監視しているのだろう?不気味だな、と思いながら見てみると……

Camera_dehanai_2

 ……!?

 確かにキヤノン製ではありますが、カメラではなく、CANOBEAM DT-120でした。いわゆる、レーザーによる伝送装置です。近くの基地局に、同じ装置を設置して対向させたのでしょう。
 それにしても、衛星でも無線エントランスでも光ファイバでも銅線でもなく、レーザー伝送とは……。ダンボールや養生テープを使用して設置した三脚に載せてあるため、てっきりカメラと思っていたので、なおさら驚きました。

 

 冬はどんなものが見られるのか、ますます楽しみな今日この頃です。

2013年3月31日 (日)

WR8165NとWR8166Nが届く

 といっても今日の話ではないのですが。

 NTTドコモが「自宅でサクサク 無線LANスタートキャンペーン」でプレゼントしたWR8165N-STと、Home Wi-Fiサービスで無償貸与(24か月利用すればプレゼント)しているWR8166Nが届きました。

 WR8166Nは3月上旬の申込から1週間ほど、WR8165N-STは同日の申込で10日ちょっとで到着しています。
 いずれも掛川のNECアクセステクニカから直送なのに何日も違うのは、申込件数の問題なのか、それぞれの処理件数が決まっていて処理が遅れたのか、あるいはWR8165N-STの在庫がなかったのかはわかりません。
 個人的には、新サービスのHome Wi-Fiを重視した体制になっていたのではないかと考えています。

 パッケージ比較。
 WR8165N-STは市販品のため売り文句が書かれていたりするのに対し、Home Wi-Fi専用で直送限定のWR8166Nはシンプルなデザインです。
 パッケージを開く方向が縦か横かの違いはありますが、パッケージそのもの同じサイズでした。

Wr8165n_2

Wr8166n_2

 で、中身は……と思ったのですが、ググってみると他で散々比較されてたり、基板の比較までされている記事があるように、私が書くまでもなく同等品です。はい。
 そりゃそうですね。中身の設計を変えればコストがかかるわけですし、差別化を図りつつ安く作るには筐体とパッケージを変えるというのは常套手段なわけで。

 ただ一点、中のファームウェアは明らかに違うはずです。
 というのは、NTTドコモの Home Wi-Fi利用規約[PDF] 18条に「利用状況に関する情報の収集」という記載が見受けられるためです。

Home_wifi_log

 通信先や通信内容については収集しないということなので、意訳すると「いつ使っているのかや、どんな機器がどれくらいのデータを流しているのかなどを調べるよ」ということですね。
 インターネット経由でデータを送信することになるので、当然、ルータを設置した人がどこのプロバイダを使用しているのかもNTTドコモ側には伝わることになります。

 ちなみに気になって調べたところ、auのWi-Fi HOME SPOTも、Wi-Fi HOME SPOTレンタルサービス利用規約[PDF] 12条に同様の記載がありました。
 おそらくNTTドコモもKDDI(au)も、個人宅の無線LANでどの程度のトラフィックがあるのかを見てみたいということなのでしょうが……こういうことをするなら利用規約にこっそり書くのではなく、Webサイトの注意事項/重要事項など、簡単に目に触れる場所に明記するべきではないかと思う今日この頃でした。

# 他人に勝手に無線LANを提供しちゃうFONルータを配っているソフトバンクモバイルは論外。それだけ重要なことを説明ページに書かずに隠し、メリットだけ書いているのは……ねえ。