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2009年8月24日 (月)

困った時の「光頼み」

 強引な売り方をしても構わないから売ってくれ!

 シェア取りたいからなんとか頑張ってくれ!

 そんな企業が商品を持ち込むのが、販売力はあるが、その代わりに



「強引」

「しつこい」

「売るためならどんなことでもするがいい加減」

「詐欺まがいのトークも当たり前」

「契約した後のアフターフォローがない」



 と悪名高き株式会社光通信とそのグループ会社です。

 このブログを読んでいる方は大半の方がご存知だと思いますが、あまりにもひどい売り方・ひどい労働環境のために社会問題化したり、代理店契約を切られたり(ドコモ、スカパー)と多くの実績がある企業集団です。

 ご存知でない方は、「光通信 悪徳」「光通信 強引」「ブラック企業 光通信」などのキーワードで検索してみれば一目瞭然でしょう。



 ウィルコムはDDIポケット時代に痛い目に遭って、取引を縮小していたはずなのですが、ついに光頼みに戻ることにしたようです。980円でデータ通信使い放題のスペシャルプラン(期間限定)を出しても純減なので、契約数を積み上げるために相当必死なのでしょう。

 で、光通信グループの株式会社バリューマーケティングと、同じく光通信グループの株式会社ベルシステム(コールセンター運営で有名な株式会社ベルシステム24とは無関係)が売り出したのがコレ。



 シンプルプラン<<話し放題>>



 これですが、国内限定とはいえ、他社携帯・固定電話にまで話し放題というのがすごい。ウィルコムから他社にはアクセスチャージ(接続料)を払わないといけないので、普通に考えるならウィルコム→他社は定額にはできないはずなんです。

 たとえば、アクセスチャージが一番高いソフトバンクモバイルの携帯電話にかけた場合、2007年度では区域内で3分38.7円、区域外で45.36円となっています。2008年度はここから5%下げたようですが、それを考慮しても、少なくとも12円/分以上をソフトバンクに支払う必要があるわけです。他社相手ならもう少し安くなりますが、それにしてもアクセスチャージの部分は固定にはなりません。必ず、接続した時間分だけ支払う必要が出てきます。

 にもかかわらず定額にできるということは、ウィルコムが相当安い値段、下手するとアクセスチャージすら回収できずにウィルコムが赤字になるかもしれない、という異常な条件で光通信に卸売りする相対契約を結んでいる、としか考えられないのです。



 ウィルコムと光通信の間で、どれだけの回線数を売るという約束になっているのかはわかりませんが、これはちょっとひどいですね。光通信グループにそれだけ多額の費用を払うくらいなら、一般顧客に提供する料金プランやサービスでいいものを投入すればよいのに……。

 なんとか純増させたいとはいえ、一般の顧客をバカにしていると見られてもおかしくないのではないでしょうか。



 ちなみにこの「シンプルプラン<<話し放題>>」ですが、同じく光通信グループの株式会社メンバーズモバイルが販売している、ソフトバンクの「ホワイトプランSP」(販売商品名:O.M.Phone。安い基本料金で、無料通話が26,250円とパケットし放題つき)と同様のスキームのようです。



・光通信グループ会社の名義で契約し、顧客に貸付(回線リセール)

・端末は貸与であって販売ではない

・2年以上の長期契約

・販売対象は法人

・通信事業者の窓口では手続等一切不可、全て光通信グループのコールセンターでみ受付



 と、基本部分は全く同じですし。



 しかしこれ、契約する法人ってあるのでしょうか?

 シンプルプラン<<話し放題>>だと、通話定額というメリットの代わりに



・36ヶ月という長期に渡る契約

割賦でもないのに、中途解約時の違約金が多額(1,470円×残月数)

・端末は貸与で機種の選択不可。しかも契約期間内の機種変更は中途解約と同じ違約金が発生

・端末は貸与のため保証期間がなく、3,150円で代品対応。しかも自然故障のみが対象で、過失故障はいくらかかるか分からない。ウィルコムプラザ・ウィルコムカウンターなどでの故障受付も不可で、バリューマーケティングに連絡する必要がある上、最短でも営業日で中2日かかる



 といった、とんでもないデメリットがついてくるのですが。

 通話定額で使う企業であれば、それだけ電話が使えない時間が長いと困るはずなのに、故障時は「営業日で中2日」ってどんな嫌がらせですかねえ……。



 私だったら間違いなく契約しませんし、知人や勤務先で検討していたら止めますね。

 サービスそのものに問題がある他にも、住所・氏名(法人名)・電話番号などが、光通信グループの別の商品を売りつけるための基礎情報として使われる可能性が大きいですし。





<8/25追記>

 某所では書いたのですが、こちらに書きそびれたので追記。

 このプランが相当デタラメなのは確定ですが、「3回線以上の事業者(=法人?)限定」というところに鍵があると思っています。

 法人であれば、携帯電話等の利用は短時間・高頻度になることが多いでしょうし、他社に支払うアクセスチャージは秒単位での計算ですから、赤字にならない程度に回収できる可能性があるのかも知れません。社内連絡はPHS同士になるので、その部分は問題ないでしょうし。

 もっとも、プライベートでも使われたら完全にアウトですが。

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